山陽オートのGⅡ「ミッドナイトチャンピオンカップ」が25日、開幕する。消音マフラーを使い、29日までの5日間にわたり深夜の熱戦が繰り広げられる。

 Ⅴ戦線をリードするのは佐々木啓(48=山陽)、丸山智史(35=山陽)、丹村飛竜(37=山陽)、藤岡一樹(42=山陽)の地元勢に、高橋義弘(39=川口)、谷津圭治(44=伊勢崎)、新井恵匠(37=伊勢崎)、渡辺篤(45=浜松)、藤波直也(30=浜松)、篠原睦(44=飯塚)、滝下隼平(38=飯塚)、田中茂(45=飯塚)、久門徹(46=飯塚)のS級戦士。

 中でも注目されるのは地元の丹村だ。今年はデイ開催の2月浜松「第63回スピード王決定戦」で約5年ぶりとなるGⅠを制覇。同月22~26日の当地ミッドナイト戦では5連勝の完全Ⅴを達成。そして今月2日の当地ミッドナイトレース3日目には自身初となる10連勝も記録した。

 今大会はミッドナイト用の競走車に乗り換えての参戦となるが「こっちのエンジンもいいです。前回の延長でセッティングするくらい」と前検も全く不安を感じさせないものだった。

 17~21日まで開催されるはずだった当地の特別GⅠ「プレミアムカップ」が初日で中止・打ち切りとなり、突然残念な幕切れとなっただけに今回はプレミアムカップの分まで気持ちが入る。GⅡ戦だけにメンバーは決して楽ではないが、地元の強みを存分に生かして初日から渾身の走りを披露する。