名古屋競輪のGⅡ「第38回共同通信社杯」(優勝賞金2581万円※副賞含む)は19日、12Rで決勝戦が行われ、打鐘過ぎから先行した郡司浩平(32=神奈川)が逃げ切って優勝。最終4角で平原康多(40=埼玉)、和田真久留(31=神奈川)、佐藤慎太郎(45=福島)が落車するアクシデントが発生し、2着に内藤秀久(40=神奈川)、3着に武藤龍生(31=埼玉)と続く波乱の決着となった。

 完全Vを果たした郡司だが、番手の和田が落車し、佐藤と平原も巻き込まれるなど、激しいアクシデントがあっただけに、逃げ切り勝ちにも素直には喜べない。「うれしい反面、複雑な気持ちでもありますね。今の競輪界は上位レースで逃げて勝つのは厳しいので、そこは自信になりました」と大舞台で改めて勝負強さを発揮した。

 今年は走り初めの和歌山記念を制するなど、GⅢ戦線では安定した強さを誇っていたが、ビッグ戦線となると失格や落車が続き、決勝へ上がったのは6月岸和田GⅠ高松宮記念杯だけだった。「体調不良もありましたし、なかなか上げていけなかった」と上昇気流に乗せることができず、もどかしい日々が続いた。

 賞金ランキングは今開催前は9位。年末のグランプリを目指すにはまだまだ物足りなかったが、この優勝で賞金を積み上げて、ランク5位までジャンプアップさせた。「まだ確定していないし1個ずつ悔いなく走りたい」。今年の舞台は平塚競輪場。神奈川ホームの郡司にとっては機会を逃すわけにはいかない。