ボートレース蒲郡のGⅢ「オールレディース ガマの女王決定戦」は2日、4日間の予選を終了。開催5日目を迎える3日は9~11Rで準優3番勝負を行う。

 予選トップ通過を決めたのは高田ひかる(27=三重)。続いて細川裕子(39=愛知)、谷川里江(54=愛知)の地元両者が2、3位となり、こちらも準優1号艇を獲得した。また、他の愛知勢では宇野弥生(35=愛知)、大滝明日香(42=愛知)、水野望美(32=愛知)も予選突破を果たした。

 このうち、クローズアップするのは準優戦10R4号艇で登場する水野だ。

 1日の予選3日目7R(6着)、つまり新期の初戦で他艇と接触し、ヒヤリとするシーン。何とか完走こそ果たしたものの、最もスピードの出る直線での事象だっただけに、ひとつ間違えば大事故につながるところだった。

 それでも「期始めから6着か…って気持ちもあったけど、今にして思えばホントに事故しなくて良かった。ツキがあると思ってます」と、前向きに捉えている。

 4日目はそのメンタルがいい方に出たようで、予選ラストの6Rは1周1Mこそ細川にまくられてバックでは苦しい4番手の位置に置かれたが、そこから「できすぎ」という3周2Mでの大逆転劇で2着を確保。予選突破につなげた。

 舟足もここにきて上向いてきた。「3日目は伸びばかりで操縦性が良くなかったけど、ターン回りが良くなった。追い上げが効く足だし、やっぱりこの方が自分に合ってます」と、持ち味を生かせる仕上がりになっている。

 新期の目標は「初A1昇格と優勝(直近Vは2019年1月尼崎W優勝戦)」。A1はまだ先、4月末まで未確定の話だが、いい形で予選を終えたことでキッカケをつかめたことは確か。

 まずは地元Vへ、鋭い差しハンドルで準優突破に照準を合わせている。