【びわこボート・ヤングダービー】偉大な大阪支部のSG〝DNA〟を受け継ぐ者たち

2020年09月15日 18時30分

SGではすっかり顔の木下

【びわこボート・プレミアムGIヤングダービー(17日開幕)カウントダウンコラム「新時代への疾走」(2)】ボートレースびわこのプレミアムGⅠ「第7回ヤングダービー」の開幕が17日に迫った。前身の新鋭王座&ヤングダービーを制した32選手のうち17人がのちにSGウイナーとなり合計67のSGタイトルを獲得している。まさにトップレーサーへの登竜門といえる大会だ。直前連載「新時代への疾走!」第2回は名門の伝統を次世代に継承しようと奮闘する大阪支部のレーサーに迫った。

 松井  繁12V
 田中信一郎5V
 太田 和美7V
 丸岡 正典2V
 湯川 浩司4V
 石野 貴之8V

 現役の大阪支部勢のSG優勝回数は「38」。引退した野中和夫さんも史上最多となる17Vを記録している。最強軍団・大阪のプライド――。木下翔太も、その重さをひしひしと感じている。

「これからの大阪支部を引っ張っていきたいという気持ちはあります。大阪にはお手本になるすごい先輩がいっぱいいる。すごい先輩とレースすることで若手も強くなっていける。その背中に追いつけるように…。代々、大阪支部は強いな、と言ってもらえるように、それを絶やさないように頑張らないといけない」

 まだGⅠタイトルこそない木下だが、昨年はSG優出3回。着実にトップレーサーへ向けて歩を進めている。ヤングダービーは過去3回出場して2優出。今大会で“卒業”となるが「相性はいいと思う。年々、余裕を持ってレースができている。GⅠやSGでの経験が生かせている」とラスト参戦でGⅠ初Vを狙う。

 この木下が「GⅠを勝った上條暢嵩とか、他の若手も頑張っている。刺激は受けます。自分もGⅠを取らないといけないなと…」と発奮材料の一人として名前を挙げた上條も同様だ。

「すごい先輩たちに間近で接することができて勉強になることが多い。選手でいる上でプラスになっている。大阪支部でデビューしていなかったら、今の自分はないしここまでの成績は残せていない。偉大な先輩たちの伝統を受け継ぐには、結果を残さないといけない」

 GⅠ初Vとなった昨年4月の下関ダイヤモンドC以来、2度目のGⅠ制覇で大阪の伝統をしっかりと継承するつもりだ。

 デビュー4年目で初のGⅠ挑戦となる井上忠政も「すごい先輩方ですよ。いつも勉強になるし、心強い。大阪はナンバーワンの支部だと思う。上から、若手も、みんなすごい。いい環境に巡り合えたと思っています」と、すでに最強軍団の誇りを胸に秘めている。

 意外にも大阪支部で今大会を制したのは石野貴之(2007年新鋭王座)のみ。まずは同世代決戦を勝ち抜き新時代に“名門の魂”を伝承する。

 ※次回は「オンナの意地」