浜松オートのGI「第62回秋のスピード王決定戦」が19日に開幕。初日は前夜の雨の影響で第1Rは湿、第2~4Rは斑、第5R以降は良と走路状況が変化した。第11Rでは、大会3連覇を狙う鈴木圭一郎(浜松=26)が好スタートからさばいて1着、通算500勝を挙げた。他では伊藤信夫(浜松=48)に篠原睦(飯塚=43)も好発進を決めた。

 ただ、この日は第12Rで落車事故による不成立があったほか、3連単の万車券が8本出るなど荒れ模様となった。

 地元の女子レーサー・岡谷美由紀(浜松=36)も波乱を演出した1人だ。

 第6Rでは好スタートで2番手を取り、4周回で先頭に立ち、そのまま振り切った。上がりタイムも3・392秒と好時計だ。

「コーナーの流れ込みがあっていいですね。乗りやすくてタイヤも食いつく。ドドド(跳ね)も大丈夫」と初日からマシンの感触はいい。

 前走は当地の普通開催最終日に補充で1走(3着)したが、その前の川口普通開催(ナイトレース)では優出3着と好走。マシンの状態は引き続き安定している。

 20日の2日目は雨予報。「雨はしばらく走っていないけど、練習はしている」と決して苦手ではない。初日同様に好展開に持ち込んで、3日目の準々決勝戦につなげたいところだ。