思い描く夢は――。RIZIN女子スーパーアトム級王者の伊澤星花(24)が、女子格闘技界の底上げに動き出す。

 格闘技イベント「RIZIN.37」(31日、さいたまスーパーアリーナ)で開幕する女子の「RIZIN WORLD GP2022 スーパーアトム級トーナメント」1回戦でラーラ・フォントーラ(21=ブラジル)との対戦を控え、20日に練習を公開。先日、婚約を発表した格闘家・CORO(34)とのスパーリングを披露し、「COROさんとはケンカもしますけど、刺激をもらえているのでプラスのほうが大きいと思います」と笑顔をはじけさせた。

 RIZINマットでは浜崎朱加に2連勝し、ベルトを奪取。優勝を義務づけられたトーナメントでは別の目標もある。「女子格闘技を盛り上げるためには、自分がもっともっと頑張らないとな、と思っています」

 男子は那須川天心vs武尊の頂上決戦を機に盛り上がりの兆しを見せている。だからこそ、女子も負けていられない。「女子が戦う姿はすごいかっこいいと思っています。そのかっこよさと、女子にしかないしなやかさ、華やかさをもって戦って、もっと広めていきたいです」と目を輝かせた。

「将来はCOROさんと一緒にジムを作って、その中でレディースクラスや、女性でも楽しく動けるクラスをつくっていきたいなと思います」。夢の実現に向け、まずはトーナメントに集中する。