ガーシーこと東谷義和氏(50)が12日、自身の公式ユーチューブチャンネルで、BTS詐欺での被害者への弁済金支払い終了と新田真剣佑(25)との借金問題で進捗があったことを報告した。

 東谷氏は冒頭、「僕がしでかしたBTSの件で、被害者への弁済がすべて完了した。示談書を書いていただき、とてつもなく感謝している。本当に申し訳なかった。二度と人をだまして、ギャンブルをしない」と深々と頭を下げた。

 東谷氏はBTSに会わせるとの名目で、ツアー料金を集めながらもトンズラ。その額は計4000万円にも及び、芸能界の裏側を暴露するユーチューバーに転身するきっかけにもなった。

 4月に東京美容外科統括部長の麻生泰氏に4000万円を肩代わりしてもらい、〝令和の無罪請負人〟ことアトム市川船橋法律事務所の高橋裕樹弁護士に被害者の窓口となってもらい、弁済すると表明。この日までに被害者すべてに弁済金を支払ったという。

 ただ、詐欺罪は非親告罪で、被害届がなくても捜査機関が起訴できる。高橋氏が示談書を警察に持っていこうとしたところ、窓口不明で届けることができなかったという。

 高橋氏は「捜査の対象になっているのは明らか。何署で担当しているか警察に確認したが答えられないと」と困惑。東谷氏は「選挙を止めたいとかユーチューブをバンしたいとか、愚かなことをやっているならいい加減にやめてほしい」と怒りをにじませた。

 一方、新田真剣佑から6000万円を借りていた問題でもNHK党の立花孝志党首から一時的に全額を肩代わりしてもらい、返金する旨を真剣佑側に伝えたという。

 東谷氏は「向こうサイドは『お金を受け取るが、条件として攻撃を止めてもらえないか』というのを聞いた。こちらからも3つの条件を投げた。これからですね」と3つの条件について明言しなかったが、示談交渉は始まったという。

 参院選(22日公示、7月10日投開票予定)の比例代表でNHK党から出馬を表明している東谷氏は選挙前までに金銭問題をクリアにしたい意向を示し、「ほかにも借金はあるが、世に出た大きなのは2つ(BTS詐欺と真剣佑)。これからが僕の戦い。落胆させるような戦いはしません」とリスナーに訴えた。