元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が29日、「NewsBAR橋下」(ABEMA TV)に生出演。ゲストの立憲民主党・泉健太代表を前に〝ヒトラー騒動〟について言及した。

 ことの発端は同党の菅直人元首相が、日本維新の会創設者の橋下氏に対し「「(ナチス・ドイツの)ヒトラーを思い起こす」とツイッターに投稿したことから。維新の会が立民に抗議文を送る事態となっている。

 この日の配信で橋下氏は「今日は、泉さんよく来てくれた」と笑みを浮かべると「狭い世界、政治とネットの世界で、今ちょっとヒトラー問題というのがあって」と自らこの騒動を切り出した。

 さらに「気になったのは菅さんを応援している人とか、立民の一部の国会議員が『ヒトラーを称賛することはダメだけども、ヒトラーを使って個人を批判することは何ら問題ない』みたいなことを言ってる」と指摘し「ヒトラーを持ち出して個人を批判することは、泉さんとしてはこれから政治家として別に問題ないという認識なのか?」と問うた。

 泉氏は「何ら問題ないかはそれぞれの批判の仕方による。ただ警鐘を鳴らすということはあり得る」「一律ダメとはならない」と返答。

 一方で「維新さんが出て来て立憲民主党にわざわざ抗議をするにいたる、維新の基準が分からない。(維新と)橋下さんと別なのに、橋下さんの名前を出して抗議するのはOKなのか?」と反論した。

 橋下氏は「ヒトラーをある個人とか団体に重ね合わせて批判するっていうのは、これは一律タブーという僕は考え方。泉さんの方は『一律ではない』と言うんだったら、そういう考え方もあるんで、あとは有権者がそれをどう考えてるか」とサバサバ。議論は終始かみ合わず「批判の仕方として不適切なことは不適切だというのを、泉さんの年代の政治家には言ってもらいたかった」と嘆いた。