お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(56)が26日、「サンデージャポン」(TBS系)で、新潮社への複雑な胸中を吐露した。

 週刊新潮が報じた太田の日本大学裏口入学記事を巡って、東京高裁は24日、新潮社側に440万円の支払いを命じた一審判決を支持。太田側が求めていた「中づり広告での謝罪」は認められなかったが、事実上の太田の勝利という判決内容だった。

 太田は「週刊新潮は『太田は割り算ができない』という証言を得ているから裏口だという論理だけど、日大芸術学部演劇学科の入試は国語と英語なんですよ。数学はない」と、その矛盾を改めて指摘。

 その上で「僕、高校時代、友達いなかったんです。だからそういう証言する人が思い当たらない。高校3年間話さなかった」と振り返った。

 続けて「どうやって(孤独を)乗り越えたかと言うと、本を読んでたの。太宰治だったり、島崎藤村だったり。全部新潮文庫なんです。俺の友達は新潮社なんです。三省堂行って新潮文庫の前にずっといたんですよ」と〝新潮文庫愛〟を吐露。

 週刊新潮は上告する意志を示しているが、太田は「それは週刊新潮の思いなのか、新潮社全体の思いなのかでオレの気持ちは変わる」と強調した。