歌手・杉山清貴が25日、東京・渋谷区のLINE CUBE SHIBUYAで、ソロ活動35周年を記念した全国ツアーのファイナル公演を行った。

「杉山清貴の音楽ストーリーを振り返る」をテーマとして掲げ、11月からツアーをスタート。杉山は「今日でこのツアーがファイナルとなります。寂しいです。私の音の歴史をみんなで楽しんでください! ソロデビュー35周年なのですが、ツアー前に僕とバンドメンバーの平均年齢を出したら35歳でしたよ! 最後までよろしく!」とあいさつした。

 ステージでは1986年のソロデビュー曲「さよならのオーシャン」や、航空会社のキャンペーンソングとして大ヒット曲となったクリスマスナンバー「最後のHoly Night」など24曲を熱唱した。今回のツアーではサポートメンバーに20~30代の若手ミュージシャンを起用。全員が杉山清貴のソロデビューより後に生まれた世代で「80年代の楽曲をセッションする中で昔の想いがガーっとこみ上げ、新たなサウンドを作ってくれました。とても感謝しています」とメンバーへの感謝も口にした。

 また、ライブ終了後には来年5月22日におよそ2年ぶりの開催となる日比谷野音でのコンサートも発表された。杉山の2022年の活動にも期待したい。