4日に第4話が放送されたNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で、子役から青年期へのキャスト交代の「早さ」が注目されている。

 ヒロイン橘安子を演じる上白石萌音(23)が3日に本格登場した同ドラマ。網本唯舞葵(あみもと・いぶき=10)が演じた幼少期から14歳に成長した安子は、家業の和菓子店を手伝い、小学校同級生・雉真勇の兄を通じてラジオ英語講座を知り、音楽のような英語の調べにひかれていく…。

 安子の成長に伴い、勇役も10歳の藤原詩音から24歳の村上虹郎へ。藤原はツイッターに自身と網本、安子の友人役を演じた岡陽毬(8)との写真とともに「ずっと目標にしていた朝ドラ出演! 2日間と短い間でしたが、夢のような時間をいただきました。これからもチビ3人の今後を見守ってくださいね」と出演を終えた気持ちを発信した。

 視聴者からも「子役短いんじゃね?」「交代が早くて驚き」「もう交代で寂しい」などさまざまな感想がツイッターで投稿されている。

 連続テレビ小説のヒロインは、前作「おかえりモネ」は出生後に時間が飛び、子役なしで清原果耶が出ずっぱりだった。その前作になる「おちょやん」、2019年度下半期「スカーレット」、同上半期「なつぞら」は、顔見せを除く本格的な登場が2、3週目。「なつぞら」で広瀬すずが高校生として現れたのは第13話で、最初の2週間は幼少期を子役が演じた。

 演技の巧みさや、同情を呼びやすいストーリーから、大きな人気を呼ぶこともある子役。2日間で出番終了では、そんな現象も生じにくい。一方で、今作は安子ら三世代の女性たちが紡いでいく100年のファミリーヒストリーという物語構成ゆえに、「三代をやるというから早いのかも」と交代事情を推測する視聴者ツイートもあった。