立憲民主党の蓮舫代表代行(53)は20日、都内で開いた衆院選の街頭演説会で、この日の阿蘇山の噴火について言及した。

 気象庁によると、阿蘇山の噴火は噴火警戒レベルを入山規制を示す「3」に引き上げられた。入山届を出していた12人の安全は確認が取れている。

 蓮舫氏は聴衆の前で「昨今、担当大臣の役割が問われているのは、防災担当大臣です。岸田内閣の誰か、みなさんご存知か。77歳の二之湯智さんです」と話し始め、二之湯氏を大臣に任命した岸田文雄首相(64)に怒りの矛先を向けた。

「この人(二之湯氏)は総務関係の仕事をしてきて、天災や防災の仕事をやったことがない。そしてこの人は参院議員で、来年の夏に引退を表明した。その直後、(岸田首相は)大臣にした。国会を開いて『この担当大臣でほんとうにふさわしいかどうか』と、野党と議論もせず、ボロが出る前に解散した。総理として理想の姿じゃなく、私は非常に残念に思う」

 蓮舫氏は衆院選で有権者に対し、岸田・自民党の問題点を鋭くえぐり出し、「今後の政権も自公政権で任せていいのか」と訴えている。