女優の安達祐実(40)が、所属事務所「サンミュージックプロダクション」から円満に独立するとの情報が浮上した。9月の誕生日で四十路(よそじ)を迎え、心機一転するという。演技派俳優の滝藤賢一(44)の移籍や何かとお騒がせな女優の片瀬那奈(39)の独立など、芸能界では〝移籍市場〟が活発だが、元天才子役もその流れに続くのか――。

「同情するならカネをくれ!」

 1994年放送の主演ドラマ「家なき子」(日本テレビ系)で、衝撃的なセリフを吐いた12歳の安達は、当時からサンミュージックに所属していた。あれから27年。〝家〟から独立するとの情報が浮上した。

 知人の話。

「安達さんは2歳で芸能界デビューし、いくつかの事務所に所属した後、サンミュージックに移籍しました。所属歴は30年超で同社の看板の一人。(今年)9月の誕生日で40歳を迎えたのを節目に心機一転すると聞きました。独立は年内とも言われています。2人のママであり、マイペースで仕事をしたいとの思いもあったようです」

 私生活では、2005年に「ハンバーグ師匠」ことスピードワゴンの井戸田潤(48)と結婚したが、09年に離婚。14年にカメラマンの桑島智輝氏と再婚した。現在15歳長女と5歳長男を育てている。

 サンミュージックでは、23年間所属したタレントのベッキー(37)が今年8月いっぱいで円満に独立。元マネジャーの事務所に移籍した。独立後も関係は良好で、ベッキーはサンミュージックと業務提携を結んでいる。

「サンミュージックはアットホームな事務所。安達さんは円満に独立し、ベッキーさんのように業務提携もあり得ると思います」(前出知人)

 サンミュージックに9月、安達の独立を聞いたが、否定している。ただ、独立が続くと事務所内が慌ただしくなるため、「今は落ち着いた後の〝順番待ち〟」(同)との情報もある。

 芸能界では〝移籍市場〟が活発だ。

 片瀬は9月いっぱいで研音から独立。たびたび起きるスキャンダルを同社に問題視されたとみられる。10月1日から個人で活動を開始した。

 声優で歌手の水樹奈々(41)はシグマ・セブンからStarCrewへ、滝藤はエージェントオフィスタクトからアルファエージェンシーへ、それぞれ10月1日に移籍した。

「コロナ禍で芸能人の仕事の仕方もリモートが増えるなど、激変しました。ブレークして軌道に乗れば、これまで通り事務所に頼らず、または事務所と業務提携の形で活動する芸能人はこれからも増えていきそうです」(テレビ関係者)

 安達は「家なき子」で国民的な人気を得ながら、天才子役のイメージを脱皮できず、20代は苦しんだ。それでも地道に演技を続け、ドラマで活躍。愛くるしいルックスは全く変わらず、「奇跡の40歳」と称される。

 最近では、KAT‐TUNの上田竜也が主演の舞台「Birdland」(東京公演は10月3日まで。以降愛知など計4都市公演)に出演している。

 独立しても活動に困ることはなさそうだ。