元総務相で経済学者の竹中平蔵氏が、26日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」に出演。自民党総裁選に出馬している河野太郎行革担当相との関係について語った。

 番組ではVTRで、竹中氏が2月にツイッターで「ハッキリ言います。私は『脱原発』です」と投稿したことを紹介。さらに3月には河野氏とともにイベント「G1サミット」出席したといい、菅義偉首相に成長戦略会議のメンバーに選ばれた竹中氏が、今後は「河野氏を陰で支える構図も見える」と指摘した。

 これを踏まえ、番組MCから「河野さんのブレーンを狙ってるんですか?」と聞かれた竹中氏は「全くそんなことは考えてない」と即答。続けて「私が世代交代が必要だって言うのは、政治家の世代交代も必要だけども、政策提言する人たちも実は世代交代しなきゃいけないんですよ。いつまでも私たちの世代がやってちゃだめで、リーダーとブレーンというのは一緒に育っていかなきゃいけないわけですから。私はほんとにちゃんとした世代交代をしてほしいと思う」と訴えた。

 共演者から「竹中さんは、次(ブレーンを)頼まれたら降りるの?」と疑問の声が飛ぶと、竹中氏は「降りるって、私は今も別にブレーンじゃないから。私がもしブレーンだったら、菅内閣もっと続いてますよね」と発言。

 これには、進行役の野村明大解説委員から「急にブレーン降りたみたいな話になってますけど…」とツッコミが入った。