東京五輪の選手村で発生した路上飲み騒動が海外でも大きな波紋を呼んでいる。

 選手村内で大会関係者による大人数での路上飲みが7月30日夜から31日未明にかけて行われ、通報を受けた警察官が駆け付けるトラブルが発生。大会組織委員会の武藤敏郎事務総長は1日に「選手団員が村内の公園で飲酒していたことを把握した。現在調査中で適切に対応したい」と語ったが、今大会では新型コロナウイルス感染対策から公の場での飲酒や大人数で集まることは禁じられており、世界各国でルール破りが大々的に報じられている。

 スペイン紙「マルカ」は「選手村での飲酒をめぐるスキャンダル。多くの選手が公園で飲酒しているところを発見された」、米誌「ニューズウィーク」も「新型コロナウイルス感染対策違反で選手村での〝野外パーティー〟が調査されている」と騒動の様子を伝えている。

 またオーストラリア紙「ヘラルドサン」は「飲酒が手に負えなくなった後、警察が出動した」と警察まで対応する大きなトラブルに発展したと指摘した。

 日本では全国各地で路上飲みの自粛が呼びかけられているが、東京五輪の選手たちによる野外パーティー開催に批判が高まりそうだ。