グッズメーカー「TENGA」と、実業家の堀江貴文氏(46)が出資しているファウンダー宇宙ベンチャー「インターステラテクノロジズ(IST)」による共同プロジェクト「TENGAロケット」の打ち上げが31日、北海道・帯広市の大樹町で行われた。

 同機はISTが高度100キロメートルに到達することを目標として開発している観測ロケット「MOMO」の6号機。これで7機目の打ち上げとなった。

 この日、同ロケットは最高高度92キロメートルに到達後TENGAロボと一般から募集した1000人分のメッセージを入れたPODを宇宙空間に放出。国内民間で初となるペイロードの放出に成功した。

 さらに、今回は温度と圧力のデータを計測する機能をつけたTENGAを飛ばすことにも成功。

 TENGAの松本光一社長は「宇宙用TENGAを作り、いつかTENGAをNASAに採用していただきたいと考えている。計測できたデータを使って今後は宇宙用TENGAの開発に力を入れていきたい」と意気込んだ。

 堀江氏は「今日はMOMOの打ち上げ史上1番良い天気に恵まれた。今回は初のミッションにも挑戦したので、失敗したらどうしようと少しドキドキしたが成功してホッとしている。これまでやってきたこと一つ一つの積み重ねがこの結果を生んだと感じている。多くの人たちの努力の結果としてミッションが達成されたことを誇りに思う」と笑顔を見せた。