鳥の愛好家は首をかしげる? 千葉の怪鳥・ミナミジサイチョウ狂騒曲

2021年06月04日 15時43分

騒動の舞台となっている柏市には自然豊かで多くの鳥が生息している

 連日、テレビのニュースで報じられている千葉県に出没した謎の怪鳥・ミナミジサイチョウ。実はかなり前から目撃情報が上がっている有名な鳥だった。

 ミナミジサイチョウはアフリカ南部に生息する体長約1メートル、体重2~6キロの地上性の大型鳥類。主にバッタやカエル、ヘビなどを捕食する。絶滅危惧種に指定されているが、現地では干ばつに対する迷信の対象として殺されるなどし、数を減らしているという。
 このミナミジサイチョウは、一昨年11月、茨城県のペットショップから逃げた可能性が高いという。鳥の愛好家が解説する。

「千葉では、昨年2月から目撃されていて、愛好家の間では有名。愛好家の中には、めったに日本に飛来しない鳥を“珍鳥”と呼んでありがたがり、日本全国どこへでもすっ飛んで行く人がいる。去年はこのミナミジサイチョウを撮影しに全国各地から愛好家が来た。でも、最近じゃ“カゴ抜け(飼い鳥が逃げたもの)”だと分かって、誰も見向きもしなくなったけどね」

 それがこの突然のフィーバーだ。多くの愛好家は「なぜ、今さら?」と首をかしげているという。

 とはいえ、千葉県では近年、本来は日本に生息しないはずの鳥が頻出しているという。

「有名なところではホオジロカンムリヅル。本来の生息地はアフリカで、飼われていたものが逃げて野生化したといわれている。ほかには本来は北中南米の鳥であるヒメコンドルも現れた。自然飛来の可能性は否定できないが、こうも“カゴ抜け”が多いと、ちょっと興ざめだよね」と、相次ぐ“エセ珍鳥騒動”にうんざりといった様子だ。

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