お笑い芸人「EXIT」の兼近大樹(29)が6日、司会を務める「変わる報道番組#アベプラ」(ABEMA TV)に出演。コンテンツの再生方法に持論を展開した。

 この日は、主に若い世代が動画や小説などを“倍速”や“飛ばし見”で消費する風潮について討論された。兼近は「漫才は“間”があるから次につながってる。映画でも小説でもそう。心理描写と風景描写を想像しながら見たり読んだりするから『ああ、だからこの主人公ってあそこでこうしたんだ』とか楽しめる」と指摘し「1つの作品1時間で読めるんだったら、10時間かけて読めって思います」と一喝した。

 一方で「知識をただただ詰め込むならOK」とも語った兼近。「僕、みんなが見てるもん見てないんです。みんなの見てないようなものをメチャクチャ見てたりするから、知識の偏りエグいんです。でもテレビに出る人はそれは損で、俺ついていけないですもん。テレビで愛想笑いしかしてない」と経験談を披露した。

 ここで共演者が「大先輩の島田紳助さんの『広く全部見ておく必要はなくて、みんなが知らなそうなやつだけ1個すごく詳しいと“物知り”って思ってもらえる』って、有名な言葉ありましたよね」とコメント。

 意見が賛同されたかたちだが、兼近はなぜか「ダメです、その人消えた芸人じゃないすか」と即座に一蹴した。