女子高校生にスマートフォンでわいせつな画像を送らせたとして、東京区検は4月22日、「ワタナベマホト」として活動していた元ユーチューバーの渡辺摩萌峡容疑者(28)を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)で東京簡裁に略式起訴した。

 渡辺容疑者は昨年11月、自分のファンだった高校1年の女子生徒(16)に、裸の写真などを撮って自分のスマホに送らせたとしている。

 今回の児ポ禁止法違反の量刑は3年以下の懲役または300万円以下の罰金。略式起訴となったことで「罰金刑で済む」(司法関係者)という。
 
 かつてチャンネル登録者数が500万人を超える人気のユーチューバーだった渡辺容疑者だが、事件発覚前にユーチューバー引退を表明。すでに自身のチャンネルも削除されている。

 1月に渡辺と元欅坂46の今泉佑唯(22)は婚約を発表。今泉は6月にも出産予定だが、現時点で「婚姻届を提出したという話は聞いていない」と2人を知る知人。

 わいせつ事件が表沙汰になってから、今泉の友人や関係者らは今泉に対して“婚約解消”を進言してきたが、本人は「それはしたくない」などと一貫して聞く耳を持たなかったという。

「もし渡辺と別れても父親である事実は一生変わらないので、子供の将来のためにも『父親として立ち直ってほしい』と願っている。それは今泉の家族も同じなんです。結婚を誓ったほどの相手なら“簡単に別れる決断をしない”という考え。結局のところ結婚に反対している友人は〝他人〟です。今泉本人は別れるつもりはなく、家族も一方的に渡辺と別れさせるつもりはない」(前同)

 人気ユーチューバー時代、1億円近い収入があったといわれ、自身の両親に家をプレゼントしたこともある渡辺。現在は、被害者への示談金や実家のローン支払いで借金があり、一部で金欠とも伝えられているが…。

「引退はしましたが、ユーチューバーとしての腕がたしかなのは間違いない。他のユーチューバーとの接点もなくなったわけではなく、裏方としてのオファーもあり、すでに仕事もこなしている。サラリーマンよりも稼げるのではないか」(前同)

 世間に顔が知られており、別の仕事をするのも難しい面もある。略式起訴で前科もつく。そう考えると、将来的にはユーチューバーへの電撃復帰もあるかもしれない。