厚労省感染症対策アドバイザリーボードのメンバーで、京都大学大学院医学研究科の西浦博教授(環境衛生学)が14日、ツイッターを更新。東京五輪再延長を提言したことについて謝罪した。

 西浦教授は、ワクチン接種が完了するまで東京五輪を再延期すべきだと訴えた記事を添付。「大それたことを言って申し訳ありません。お詫び申し上げます」と謝りつつ「選択肢として、皆さんに広く議論していただきたいという願いから述べさせていただきました」と説明した。また「当事者である選手の方の意見も重要であると思います」と付け加えた。

 同教授は感染症の流行をコンピューターでシミュレーションし、流行の対策を行う理論疫学の研究に取り組んでいる。昨年の拡大初期に、クラスター対策として「3密回避」「8割接触減」を打ち出したことで知られる。