日本維新の会の鈴木宗男参院議員(73)が19日、ブログを更新。バトルを繰り広げている立憲民主党の小西洋之参院議員(49)に対し、「言いたいことがあるなら堂々と言って来たらいい」と正面から迫った。

 宗男氏は18日の参院予算委員会で、小西氏や同党の森裕子参院議員(64)らの言動を取り上げ、「国会法に触れる」と糾弾。さらに小西氏の質問攻めで、総務省の職員が体調を崩した話にも触れ、立民側が「メチャクチャだ」と騒動になっていた。

 小西氏は同日、ツイッターで「鈴木宗男議員から、私に対する暴言があり、委員長から『不穏当な発言』と注意され、理事会で会議録削除の協議がなされています。『総務省の衛星地域放送課長が私の質問対応で病欠した』というものですが、全くの事実無根の誹謗中傷」と反論していた。

 宗男氏は19日のブログで「国権の最高機関である国会で『嘘でもいいから口頭で質問通告したと言えばいい』と、とんでもないそそのかしを言うのは、国会議員として問題ではないかと質したのである。その事実は音声、動画でしっかり残っている。働き方改革が今言われている時に、無用な質問数や資料請求など時間も考えずに電話したり、要求するのは常軌を逸しているので、あえて触れたのだ」と改めて、小西氏の言動を問題視し、予算委で、取り上げた意義を訴えた。

 さらに宗男氏は「小西氏は、ブログ等で書き込みをしているようだが、言いたいことがあるなら堂々と言って来たらいい。私は逃げ隠れしないし、言い訳もしない。事実を述べているだけである」とSNSではなく、直接、対面でのやりとりを要求してみせた。

 職員が体調不良に陥った疑惑に関しても「週刊誌が総務省の職員で小西議員により体調を壊した人がいるとの情報で小西議員に取材したら、小西議員は総務省幹部に電話をしている。私はその内容も把握しているので、いつでも明らかにしたい」と証拠もあるという。
 
 議員会館の宗男氏事務所の扉はいつでも開いている。小西氏が直接、訪れることはあるのか。