〝アキタフーズ問題〟で立民ベテラン議員にも献金疑惑 おなじみブーメランで「自滅の刃」

2020年12月09日 11時38分

またも立民にブーメランか!?

 西川公也内閣官房参与(77)が8日に突然辞任し、永田町は大騒ぎだ。辞任の理由は、鶏卵生産大手「アキタフーズ(以下アキタ社)」を巡る問題。元農相の吉川貴盛衆院議員(70)と同様に、農相経験者の西川氏にもアキタ社元代表(87)から接待や現金を受けた疑惑が濃厚となったためとみられる。だが、疑惑追及に拍車がかかると思われた立憲民主党の大物議員にも献金を受けていた過去が判明したという。

 西川氏は2017年の衆院選で落選後、安倍政権下で内閣官房参与に就任し、今年9月発足の菅内閣でも再任された。この間、18年1月にアキタ社の顧問に就任。今年7月には、アキタ社が用意した豪華クルーザーに乗船して接待を受けた。

 辞任の理由として「悪いことはしていないが、自民党と政府に迷惑を掛けるので身を引く」などと説明している。

 18年以降、アキタ社側から現金数百万円を受け取ったとみられることも8日に判明。このカネについて、「適正に処理している」と主張していたが、西川氏が支部長を務める政党支部や資金管理団体の政治資金収支報告書に記載はなかった。こうした経緯から「逃げ切れないと判断し、参与を辞任したのでは」(永田町関係者)という。

 この問題は、野党第1党の立民にとって格好の攻撃材料となる。ところが、だ。アキタ社元代表が特別顧問を務めた業界団体「日本養鶏協会」の政治団体「日本養鶏政治連盟」(解散)から、立民のベテラン議員X氏が献金を受けていた疑惑が浮上した。

 こんな状況では、立民として自民党への追及はトーンダウンせざるを得ないだろう。

「X氏は、旧民主党政権下で農林水産大臣でした。ある公益財団法人に載った政治資金収支報告書に、元代表から120万円の献金を受けていたことが記載されていました」(立民議員秘書)

 安倍政権下でも、何度も見られた“ブーメラン”現象。さっそうと刃を振り上げたものの、身内が収支報告書に記載していた表のカネとはいえ、元代表から献金を受けていたとなれば…結局は“自滅の刃”になるというおなじみのパターンか。