茨城県沖で22日にM5・7地震 大量ハマグリ打ち上げとの因果関係

2020年11月24日 11時34分

本紙11月19日発行紙面

 茨城県沖を震源とするM5・7の地震が22日午後7時過ぎに発生し、茨城・東海村で震度5弱を観測した。今月に入ってから起きていたハマグリ大量出現は、この地震の前兆ともされる、宏観現象だったのか?

 3連休の中日となる日曜の夜に突如、関東地方を襲った大きな揺れに、別の意味で驚いた人は多かったのではないか。今月11日から千葉・九十九里浜の匝瑳市堀川浜から長生郡まで、約40キロにわたる広範囲の海岸にハマグリが連日、打ち上げられる現象が発生。かつてない規模の打ち上げに、防災関係者からは大地震の前触れで、動物の異常行動や地下水の変化などが起きる宏観現象ではないかと危惧されていたからだ。

 宏観現象と地震の関連性は各所で研究が進んでいるが、科学的に因果関係は解き明かされていない。今回の茨城沖地震は気象庁によれば、2011年の東日本大震災の余震とみられるというが、茨城沖と九十九里浜沖は100キロも離れていないとあって、何らかの関連性があった可能性も。

 防災アナリストの金子富夫氏は「ハマグリの打ち上げは、地元の漁師さんも過去にないと驚いていて、宏観現象ではないかと心配していた矢先に地震が起きた。不安なのはこれはまだ前震かもしれないこと。東日本大震災の時も2日前に三陸沖でM7・3の地震が発生している。もしかしたらというのがあるので、なにかあるかもしれないとの心がけが大事」と話す。

 気象庁では宏観現象とは関係なく、大きな地震が起きた後には引き続き注意が必要としており、今回の茨城沖の地震でも「1週間程度、最大震度5弱程度の地震に注意。特に今後2~3日程度は、規模の大きな地震が発生することが多くある」と警戒を呼び掛けている。