千葉県知事選で鈴木大地氏に注目も… 県内の評判はピカイチの熊谷千葉市長

2020年10月19日 11時08分

熊谷俊人氏(右)と鈴木大地氏

 来年4月の任期満了に伴う千葉県知事選を巡り、現職の森田健作知事が出馬を見送るとの見方が強まっており、自民党県連は鈴木大地・前スポーツ庁長官の擁立を視野に入れている。そんな中、既に出馬意欲を強めている千葉市長の熊谷俊人氏が注目されている。

 現知事の森田氏は俳優や国会議員を務めた知名度を武器に2009年から知事選に連続3回とも100万票超えで当選し、現在3期目だ。

 千葉県の自民党県議は「去年の台風15号の対策が後手に回ったことから、県民から辞任を要求する声が出た。自身の再選は難しいと思ってますよ」と明かす。

 森田知事の不出馬に備えて、党県連は鈴木氏の擁立を検討している。

 スポーツジャーナリストは「鈴木氏は千葉県習志野市生まれで、市立船橋高校3年の時にロス五輪に出場。1988年のソウル五輪の100メートル背泳ぎで金メダル。引退後は、日本水泳連盟会長を経て、2015年にスポーツ庁の初代長官に就任。今年9月に任期を終えた。千葉県は延期された東京五輪のサーフィンなどの競技会場になっていることから、鈴木氏は適任と言われているんです」と指摘する。

 ところが県民や県内の市長らからは、千葉市長の熊谷氏を推す声が出ている。

 千葉県の政界関係者は「鈴木氏の行政手腕は未知数。その点、熊谷氏は千葉市の財政を立て直した数々の実績がある。県内の市町村は大半が財政難。熊谷氏にかける期待は大きいんです」と語る。

 熊谷氏は09年に市長選に出馬し、全国最年少市長となる31歳で初当選。市長就任後は待機児童数を激減させ、市債残高を削減している。

「アクアラインの値下げしかない森田知事とは政治手腕の差は歴然。しかもイケメン。県民から人気がありますよ」(同)

 党県連は鈴木氏を推す方向だが、一枚岩ではなく、中には熊谷氏を支持する県議もいる。

 森田知事が正式に不出馬を表明した段階で、シ烈な県知事選が展開されそうだ。