安倍晋三首相が28日午後、辞任の意向を固めたとの一報を受け、海外メディアも速報で伝えた。
米有力紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は「国のトップが短い期間で交代することが慣例となっている日本で、約8年間も継続して首相を務めたことは偉業だ」と伝えた。安倍首相は24日、連続在任日数が佐藤栄作元首相を抜いて歴代最長となったばかりだった。
同紙はまた、安倍氏が在任期間中、2011年の東日本大震災後の復興や〝外形上〟の経済立て直しに取り組み、予測不能のドナルド・トランプ米大統領に人一倍気を使った対応をしてきたと報じた。
英BBCは「安倍首相、健康上の理由で辞任へ」とした上で「長年、潰瘍性大腸炎を患い、最近になって症状が悪化したとみられる」と伝えた。英紙ガーディアン(電子版)もNHKの報道として体調悪化による辞任だとした。
中国最大の英字紙チャイナ・デーリー(電子版)も、NHKの報道を引用した英ロイター通信の記事を掲載した。