「風と共に去りぬ」〝最後の主要キャスト〟O・ハヴィランドさん死去104歳

2020年07月27日 12時43分

オリビアさん(ロイター)

 今月1日に104歳の誕生日を迎えたばかりだった米女優オリビア・デ・ハヴィランドさんが26日、老衰のためパリの自宅で亡くなったことが分かった。ハリウッドのクラシック映画「風と共に去りぬ」(1939年)の主要キャストで存命する〝最後の出演者〟だった。

 米芸能サイト「E!ニュース」によると、オリビアさんの広報担当者は「老衰による安らかな最期だった」と伝えた。50年代からパリで暮らしていた。

 同作品でオリビアさんは主人公スカーレット・オハラの義妹メラニー・ハミルトン役を演じ、米アカデミー賞助演女優賞にノミネートされた。

 父親が東京大学で教鞭をとっていたことから東京で生まれたオリビアさんは2歳の時、家族と共にカリフォルニア州に移住。34年に高校卒業後、ロサンゼルスで出演したシェークスピアの舞台「真夏の夜の夢」がきっかけでハリウッド入りした。

 代表作「風と共に去りぬ」ではオスカーを逃したものの、「遥かなる我が子」(46年)と「女相続人」(49年)で同主演女優賞を2度受賞した。

 ヒッチコック監督の「断崖」(41年)で同主演女優賞を受賞したジョーン・フォンテーンは1歳下の妹。2人の確執は有名で、ジョーンは生前「私のほうが姉より先に結婚し、先にアカデミー賞を受賞した。もし私が先に死んだら、全て私に出し抜かれたと姉は間違なく激怒する」と語っていた。

 ジョーンが2013年に亡くなった際、オリビアさんは「衝撃で言葉も出ない」との声明を出した。

 オリビアさんは17年に大英帝国勲章を受章し、男性のナイトに相当するデイムの称号を史上最年長女性として授けられた。人生で2度結婚し、離婚。それぞれ1人ずつ子供をもうけた。