ラサール石井を与党がマーク? 炎上招いた反安倍発言「ひるおび!」起用に賛否

2020年06月12日 11時00分

ブレないラサール

 政治的発言で賛否両論巻き起こしているタレント、ラサール石井(64)の扱いを巡って、テレビ局が“警戒心”を強めている。4月、5月にはTBS系情報番組「ひるおび!」に出演するも、その発言を巡って大炎上。ついにTBS内では、報道・情報系番組にラサールを起用することはNGとの通達が回っているという。

 近年のラサールの“主戦場”は、テレビや舞台以上にネットとなっている。反安倍政権を前面に打ち出したツイートはファン、アンチから注目の的で頻繁に炎上している。

 黒川弘務前東京高検検事長が辞職した後の先月25日には「今までのパターンだと、そろそろ芸能人が逮捕される頃だが、どうなんだろう。黒川さんいなくなったからできないのかな、なんて妄想も生まれる。どちらにしても芸能人の皆様気を付けて。襟を正して生きましょう。」とつぶやき「政権の不祥事↓芸能人逮捕で世間の注目そらし論」と唱えたことも。

 これだけ注目の人だけあって、常に話題と刺激を求めるテレビ局ならばこぞって出演オファーを出しそうなものだが…。

「ラサールさんはあまりにもハッキリと“色”が付きすぎてしまい、ワイドショーのコメンテーターとして起用するのは、どんどん難しくなっている」とテレビ局関係者。

 そんな理由もあり、各局報道・情報番組ともラサールを“遠巻き”に見ているなか「ひるおび!」だけは違った。4月28日、ツイッター上で吉村洋文大阪府知事とパチンコ店名の公開を巡って論争していたタイミングでゲスト出演させたのだ。

 5月12日にもリモート出演し、当時の争点だった検察庁法改正に猛反対を表明し、政権を批判。両日ともネットではラサールの発言を巡り、侃々諤々(かんかんがくがく)の議論が繰り広げられた。

“炎上体質”のラサールの起用には、TBS内でも賛否両論が飛び交った。

「テレビ局は基本的に政治的な公平さが求められる。誰もが明確に公平とはいえないが、ラサールは明らかに枠から大きくはみ出している。ネット上では『テレビ局も炎上商法を始めたのか』などと揶揄されたほど。局内でも『なんで炎上するのが分かって起用したんだ?』と懐疑的な人もいた」(TBS関係者)

 中には再々登板を期待する人もいるだろうが、当面は「ひるおび!」でも見られなさそうだ。

「局の上の方からワイドショーなどの情報番組に“ラサールの起用はNG”と禁止令が出た。いくら話題の人とはいえ、2度も出演させて予想通り厳しく政権批判したのだから、これ以上は“難しい”と判断したようだ」と前出の関係者だ。

 しかも、TBS内では何ともきなくさいウワサまで出回っている。「ラサールの出演にストップがかかったのは『与党筋からクレームが入ったから』とスタッフの間でささやかれている」(同)

 先日発売の「週刊ポスト」は「玉川徹氏、岡田晴恵氏、岩田健太郎教授…安倍官邸『反政府ニュース監視』の記録文書」という記事を掲載。安倍政権が報道・情報番組をくまなくチェックし、キャスターやコメンテーター、特に批判的な人の発言を重点的に収集し“監視”していたという。

 ラサールの主張・スタンスは政府にマークされてもおかしくないだけに、与党圧力説はTBS内でまことしやかに流れている。