ニセ首相・福本ヒデがびっくり緊急提言「たまには安倍さんをホメよう!」

2020年05月30日 11時00分

国会議事堂をバックに“アベ愛”をアピールするニセ首相の福本

 たまにはホメよう! 社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」の福本ヒデ(48)が、世間から袋叩き状態の安倍晋三首相(65)をかばった。新型コロナウイルスにより、福本自身もステージがすべてなくなり、現在は持続化給付金で生活する日々。ヒマな時間を利用してユーチューバーデビューを果たしたが、本望は再びステージに立つことだ。そのためにも安倍首相に途中で政権を投げ出されては困る。福本は「世界からコロナ抑制に成功したと称賛されたのに、全く評価されていないのは安倍さんだけ」と力説した。

「初めてこの仕事を辞めようか、と考えました」

 安倍首相のメークでしんみりと語ったのは、福本だ。「ザ・ニュースペーパー」で全国のステージを回る予定が「3月から先はすべて中止、もしくは延期になってしまった」。本紙取材の前日27日も本来ならば大阪・新歌舞伎座で公演を行うはずだった。

 大きな収入源を失った福本は持続化給付金を申請し、現在はそれを頼りに生きている。劇団員も同様のようで「正直100万円では足りないと皆言ってます。だから200万円ください」と話す。

 期せずして時間ができた福本は、はやりのユーチューバーに挑戦。現在ユーチューブチャンネル「福本ヒデ美術館」で動画を公開している。

「もともと美術が好きなので、それに関する動画をやっています。チャンネル登録者数はもうすぐ1000人に届きそう。やってみると、奥深くて、劇団同様『どうすればお客さんを増やせるか?』という課題に直面します。一度でいいからバズってみたいですね」

 小池百合子都知事がブチ上げた芸術家支援のための「アートにエールを!東京プロジェクト」にも応募中。難局はこの先の企画提出で「きわどい政治ネタをやると落とされそう。いっそのこと(小池氏が頼る)二階(俊博)さんのマネでもしようかな」と笑う。

 ステイホーム中でもネタ作りに余念はない。最近では黒川弘務・東京高検前検事長の“賭け麻雀問題”と、それに対応した森雅子法相に対し、安倍首相になりきり「これもモリ・カケ問題だなぁ」とポツリ。

 独自の感染対策「大阪モデル」で、評価急上昇中の吉村洋文大阪府知事に対しては、安倍首相の昭恵夫人の名前を出して「“昭恵モデル”を作ってくれないか。SNSをアップするのは週に何回とか、昭恵の基準値を出してほしい」とお願いした。

 ここにきて報道各社の調べによる安倍政権の内閣支持率は急落し、27%という数字も出ている。安倍首相の任期は来年9月までだが、一部では年内の解散総選挙もウワサされている。

「私がお願いしたいのは、任期途中で変な辞め方だけはしないでいただきたい。投げ出したりすると、首相じゃなくなったあと、(モノマネを)やりづらくなるんですよ。支持率27%を出したのは毎日新聞でしょ。読売新聞と産経新聞さんには“忖度支持率”を出していただきたいですね」

 ボロカスに叩かれる安倍首相を見て、福本も思うところがある。

「かわいそうですよね。だって、アベノマスクが届いた瞬間、うれしかったですもん。散々文句言う人もいるけど、そういう人に限ってアベノマスクを装着した写真を送ってくるんですよ。みんな、なんだかんだで気になってるでしょ」

 緊急事態宣言が解かれ、日本の感染症対策は世界保健機関(WHO)から「成功した」と評価された。他国に比べて死者の数が異様に少ないことも驚かれている。

「それなのに全く評価されていないのは世界でも安倍首相だけ。偶然扱いされてますから(笑い)。たまにはホメてあげようよ」
 さらに「安倍首相の素晴らしいところは、アベノマスクで全国民が『何だよ、この総理!』となったように、定期的に(怒りの)ガス抜きをしてくれるんですよね。国民が共通の話題で怒るって、あまりないでしょ」と強調する。

 国会議事堂をバックに力説した福本は、アベノマスクを見せつけながら帰りの地下鉄に乗り込んでいった――。