演出家のテリー伊藤氏(70)と元大阪市長の橋下徹氏(50)がこのほど、毎日放送(MBS)のスポーツ番組「戦え!スポーツ内閣」(11日午後11時56分=関西ローカル)の収録に参加した。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、プロ野球のオープン戦や大相撲春場所は無観客で開催。さらにプロ野球は公式戦の開幕延期が決まり、サッカー・Jリーグやラグビー・トップリーグも中断期間を延長するなど、スポーツ界は大混乱に陥っている。

 7月24日に開幕予定の東京五輪への影響も懸念されるが、テリー氏はまず「日本はIOC(国際オリンピック委員会)に言われっぱなしなんですよ」と話した上で、東京五輪の開催延期について「スポンサーなどの事情で延期にはなかなかできないと思うが、1か月くらいならできるはず」と語った。

 陸上のマラソンと競歩の会場が札幌に変更となったことについても「『東京へ戻す』くらいのことを言っていい」と話し、日本側の態度を「なんの発言もしない。(IOCの)顔色ばっかり見ている」と切って捨てた。

 この意見に橋下氏も同調し「僕が東京都知事だったら『じゃあ、オリンピックやめる』と言いますよ。もし大阪でもそんなこと言われたら『もうやめた。大阪は一切協力しません。勝手にやってくれ!』と僕だったら言いますよ」と主張した。

 もし、橋下氏が都知事だったら、コロナ以前にIOCと大バトルになっていたかもしれないだけに、MCを務める「ブラックマヨネーズ」小杉竜一(46)は「危なかったー」とホッとしていた。