ふるさと納税でコラボアニメ製作 1・8億円集めた「邪神ちゃん」千歳編

2020年01月23日 17時00分

「千歳編」で達成を記念したイメージ写真

 アニメ製作にふるさと納税を使うという斬新な手法が注目を集めている。それが北海道千歳市とコラボした「邪神ちゃんドロップキック『千歳編』」だ。同市のふるさと納税を用いた製作に挑戦しているが、納税額が目標の2000万円を大幅に上回り、1・8億円を突破した。

 同アニメは、ウェブコミック「COMIC メテオ」で連載中の漫画家ユキヲ氏の同名作品が原作。人間界に召喚された魔界の悪魔・邪神ちゃんと、ブラックな心を持つ女子大生のちょっぴり危険な同居コメディーだ。

 今回の「千歳編」は、邪神ちゃんを演じる声優・鈴木愛奈の出身地・千歳市が舞台。昨年12月2日からふるさと納税を募ると、同5日には目標金額である2000万円を突破。同9日時点で5034万円を達成し、めでたく製作が正式決定したが、納税額はさらに積み上がり、同31日には1・8億円を突破してしまった。

「前作の『邪神ちゃん――』はファンが求める劇中のキャラによる音楽ユニットを生み出したり、劇中歌のCD化やイベントも開催できた。こんなビジネスが展開できたのはクラウドファンディングで3000万円集めたから。それはそれで新しい試みですが、『千歳編』もいろいろできそうですね」(業界関係者)

 製作決定を受け、千歳市と同アニメは、同市の観光を盛り上げていく様々な施策を実施する予定。第1弾は、4月11日に開催される記念イベント「北サバト2」。同アニメの上映や邪神ちゃん(鈴木)&リエール(声優・花井美春)が歌う挿入歌「CHI☆TO☆SE愛歌(仮)」も初披露されるという。

 ふるさと納税が、新しいアニメ製作のフォーマットの一つになりそうだ。