11人組ガールズユニット「E―girls」が22日、横浜市内のショッピングモールで開催したファンイベントで、来年いっぱいでの解散を電撃発表した。

 新曲「別世界」(来年1月29日発売)の予約購入者特典ハイタッチ会とあって、会場には約2000人のファンや地元の人たちが集まった。そんな中、解散はトークショー直前に頭上の巨大スクリーンで前触れもなく発表された。会場には「え~!」「キャ~!」とどよめきや悲鳴が何度も響き渡り、コアな若者ファンたちは涙を流し、顔を押さえ、皆ぼうぜんとするばかりだ。

 続いてメンバーが登壇。リーダー・佐藤晴美(24)によれば「今年春ごろから(メンバーの)未来を話し合う機会があった」といい、別々の道を歩むことに。「11人ですごい話し合ってきて、いい決断、悔いのない決断だと思っています」「終始、お互い応援する気持ちがあるからこそ、この決断ができたのかな」などとすがすがしい表情で説明した。

 来年は2月から約1年半ぶりのアリーナツアーで全国を回り、7月4日の宮城公演がファンの前でのラストステージとなる。E―girlsとしてのメディア露出は来年大みそかまでだ。

 佐藤のほか坂東希(22)、石井杏奈(21)、山口乃々華(21)は役者やモデルを。藤井夏恋(23)、SAYAKA(24)、楓(23)、YURINO(23)、須田アンナ(22)の別ユニット「Happiness」は、アジアから世界を席巻するレーベル「88rising」と新たにタッグを組み、本格的に世界進出を目指す。武部柚那(21)は、オランダ出身の人気DJアフロジャック(32)が世界8都市で開催したオーディション合格メンバーと新ユニットを結成。鷲尾伶菜(25)はソロアーティストとしてデビューする。

 武部が「それぞれが夢の旅に出る」と話せば、鷲尾は「皆さんに恩を返していける一年になればいいな」。また「皆さんと笑顔でE―girlsの終わりを迎えたい」(楓)、「(解散という)ゴールを目指すE―girlsも華やかでいたい」(須田)などメンバーからは前向きな発言が目立った。