桂文枝 48歳の弟子・三金急死に「明日…」

2019年11月11日 17時20分

劇場を後にする桂文枝

 落語家・桂文枝(76)が11日、大阪市のなんばグランド花月での公演に出演した。弟子の桂三金(本名・奥野武志)さんが9日に脳幹出血のため48歳の若さで急死。文枝は深い悲しみの中、2回の高座をやり切った。

 出演後、報道陣の前に姿を現すと深々と一礼。憔悴しきった様子で、報道陣の問いかけに対し「明日…(話します)」とだけ話して立ち去った。

 文枝は出演前、所属事務所を通じて「弟子の桂三金が、11月9日朝、自宅で倒れ、意識不明となり緊急入院致しましたが、その日の夜9時36分、あっけなく旅立ってしまいました。落語でいうと、突然マクラもなしに本題に入り、これからどうなるのかと思う半ばで突然オチをつけて終わった感じでございます。享年48歳。まだまだこれからなのに悔しくて悔しくてなりません。中途半端な終わり方をするなよ!と怒ってやりたい思いです」とコメントを発表。

 同じ関西大学の落語研究会の後輩でもあった三金さんを「本当に優しくて一門のまとめ役のような存在でした。つい先日、25周年の落語会を成功させ『師匠に教わった〝大・大阪辞典〟ウケました』と電話してきたところでしたし、自作の〝長名の力士〟も面白く」と高く評価していたが、余りも突然すぎる別れに「数年前に嫁さんももらい、まさにこれからという時だったのに、たった1日で目の前から消えてしまったことが信じられません。彼は弟子というより、弟みたいな存在でした。こんなことがあるのかと、まだ信じられないでいるのが正直今の心境です」と無念の思いを明かしていた。

 三金さんの通夜は12日、告別式は13日、いずれも大阪市の大阪北玉泉院で執り行われる。