羽田美智子 離婚で楽になった「仲間も協力者もいる。これが私の幸せ」

2019年04月11日 21時05分

離婚について言及した羽田

 女優の羽田美智子(50)が11日、東京・台東区浅草のまるごとにっぽんで、セレクトショップ「羽田美智子の羽田甚マルシェ」を期間限定オープン(同所で14日まで)し、テープカットを行った。

「羽田甚」は宮大工だった実家の屋号。慶応元年から掲げられ、その後商店へと商売替えしたが、2015年に5代目だった両親の代で150年の歴史に幕を下ろした。

 そんな状況の中、一昨年の離婚を機に人生を見つめ直した羽田は、仕事で全国を回った経験を生かし、生産者の思いや日本古来の文化を次代へ伝えるため、また屋号を引き継ぐため、2か月前にオンラインショップ「羽田甚商店」を立ち上げた。

 羽田は「平成元年に女優を始めて30年。令和という時代に、6代目店主という二足のわらじを履く。子供のころ『みっちゃんは何人? 羽田甚』とネタにされたので、まさか6代目を継ぐとは思わなかった。両親が一番喜び、コツコツ続けることが大事とアドバイスをもらった」と打ち明けた。

 きっかけは4年前に放送されたNHKのドキュメンタリー番組「ファミリーヒストリー」だった。5代前の安兵衛さんは茨城・水海道の報国寺建設に携わった大工の棟梁で、その息子の甚藏さんは水海道の天満宮改築や水街道小学校を手掛けた名工「羽田甚」として、その名をとどろかせた。

 羽田は「番組で両親が『私たちの代で屋号を途絶えさせて申し訳ない』とご先祖様に謝るのを見た。本心を知って後悔していたところ、離婚して50歳を迎えた。独り身の女性が生き生き輝きたいと思い、商売することにした。何事も始めるのは簡単だが、やめるのは難しいと離婚で学んだ。次に元号が変わるまで続けられるように皆さんのご協力を仰ぎたい」と話す。

 こまめに現場を訪れ、誠実に丁寧にものづくりをする生産者の心をくみ取る。「あきないはお客さまをあきさせないが基本。女優業もそうだが、いつも自分が新鮮で楽しめる状況に持っていくことが大事だと思う」という。

 ホームページの作成で借金を抱え、売り上げで返していく必要がある。それでも表情は明るい。

「型にはまった幸せを望んだ時期があったが、離婚を機に自分だけの幸せを探そうと考えて楽になった。思い描いた幸せは40代最後に壊れたけど、気がつけば仲間もいて協力者も現れ、これが私の幸せかと目覚めた」

 ところで、羽田はジャニーズグループ「V6」のイノッチこと井ノ原快彦(42)が主演する連続ドラマ「特捜9 Season2」(テレビ朝日系)にレギュラー出演している。10日に放送された初回視聴率は、15・2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録し、最高のスタートを切った。

 羽田は現場に雑穀米とのりを差し入れて好評だという。これからも「食や健康の知識をおすそ分けしたい」と語った。

 この日は一日店頭に立ち、12日からはドラマの撮影が終わり次第駆けつける。「人生に失敗はない。商売もやってみなければわからない。これまでは石橋を叩いて渡らないことが多かったが、これからは叩いて割れたらそれでもいい。とにかくやってみる。日本全国でマルシェを展開できたら」と全国制覇に色気を見せた。