【人生を変えることば選び】ほめられた時には「ありがとう」 「いえいえ!」はやめましょう

2021年02月21日 10時00分

ほめことばに謙遜してしまう日本人は多い(写真はイメージ)

【ほめ達・松本秀男 人生を変えることば選び】 日本人には、ほめられるのが苦手だという人が多いといわれます。

「へえー、すごいねえ!」などとほめられると、「とんでもない!」「いえいえボクなんて!」とうつむいてしまう方が確かに多いですね。せっかくほめられているのに、もったいない話です。

 これは遺伝子に関係するという話も聞きました。幸せホルモンと呼ばれるセロトニンを運ぶ遺伝子の差で、ほめられてうれしい人と不安を感じる人がいると。要するに人並みでいることを良しとして、人並み以上に扱われると居心地が悪くなってしまうのです。

 それは謙虚さという日本人の美徳にもつながりますが、私たちがせっかく持っている能力を発揮できなくしてしまいます。「私なんかそんなたいしたものでは…」だと歩みを止める感じですよね。美徳というより人生のブレーキになってしまいます。

 そしてもう一つもったいないことは、「ほめられ上手」は「ほめ上手」になれるからです。ほめられて素直に喜べる時は、相手をしっかりと受け入れていますよね。「いえいえ!」と言ってしまうのは、相手のことばを信じていないとも言えます。「ほめ上手」になるには、まず相手を受け入れることがスタートです。

 さらに、ほめられて、素直に自分の良さに気づけると、同じように相手の良さに素直に気づけます。そこで、究極の「人生を変えることば選び」があります。実は私もこのことばを選び始めた時から、人生が大きく変わりはじめました。それはとてもシンプル。ほめられた時に「いえいえ!」をやめて、代わりに必ず、「ありがとう」と言うことです。「なんだそんなこと?」と思われるかもしれませんが、ぜひ一度、口にしてみてください。

「でも、『ありがとう』なんて言うと、『コイツなに調子乗ってんだ?』とか思われない?」という心配もわかります。ただ、「コイツなに調子乗ってんだ?」と思うような人は、そもそもお世辞やコントロールでほめてくる人です。心からのほめことばを言う人ではないので、どんな対応をしても同じこと。スルーしちゃってください。

 せっかく相手が自分のために選んでくれたほめことばは、まさに“ことばのギフト”です。「ありがとう」と受け取って、人生の活力にしていきましょう!

 ☆まつもと・ひでお 1961年東京都生まれ。国学院大学文学部卒業後、さだまさし氏の制作担当マネジャー、ガソリンスタンド経営を経て、45歳で外資の損害保険会社に入社。トップ営業マンとなり数々の実績を作る。現在は一般社団法人・日本ほめる達人協会専務理事を務め、企業セミナーなど多方面で活躍中。著書に「できる大人のことばの選び方」や「できる大人は『ひと言』加える」など。

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