アイドルグループ「SKE48」の後藤楽々(19)が28日、名古屋市内のSKE48劇場で行われたチームE「SKEフェスティバル」公演で、グループからの卒業を発表した。9月末で活動終了となる。

 この日の公演で後藤の19歳の生誕祭が行われ、その場で「私、後藤楽々はSKE48を卒業します」と発表。「SKEに入ったことを全く後悔していません。SKE48にはたくさんの出会いがあったからです。こんなに普通の自分を応援してくれる人がいた。かっこいい先輩にたくさん出会えました。一生仲良くできるメンバーにも出会えました。努力は報われるということも学びました」とファンに自分の思いを伝えた。

 その上で「将来の夢がいくつかあって、ひとつは朝の番組に出て、自分の笑顔とか元気を伝えられたらということ。そして海外に留学したいという夢があります。もっと英語力を伸ばしたい。青学に入って、海外に行っていた子たちを見ると、かっこいいなと思います。いろんな新しい経験をして違う世界が見てみたい。海外で働くことにも興味があって、自分に何が向いているのか、自分が何に夢中になれるのか。だからSKE48から一度足を踏み出して、自分は何に夢中になれるんだろう。極めたいものを見つけたいと思って卒業を決めました」と卒業理由を告げると、劇場内からは温かい拍手が湧き起こった。

 後藤は2015年3月にSKE48第7期生オーディションに合格。同年8月に発売された松井玲奈(28)の卒業シングル「前のめり」では、研究生でありながら玲奈、松井珠理奈(22)に続く序列3位のフロントメンバーに大抜てきされた。学業優秀なメンバーとしても知られ、今年4月に青山学院大学文学部英米文学科に進学。13日には英検1級に合格したことを自身のツイッターで報告していた。