松村邦洋「あいさつにスランプなし」の名言と信念

2018年02月25日 11時00分

松村邦洋

【現役放送作家X氏の芸能界マル秘ウラ話】礼儀に厳しいと言われるお笑い界の中でも、特に礼儀正しいと評判なのが、松村邦洋(50)だ。放送作家・高田文夫氏の本には、そんな彼の金言が載せられている。今回は松村の名言を紹介してみたい。

 まず「あいさつにスランプなし」。松村はファミレスに行くと、各テーブルを回り、知らない人にもあいさつをするという。本人によると「仕事の出来不出来はしようがないと思うんですけど、あいさつは誰でもできるから、あいさつにスランプがあっちゃいけない。タレントは死ぬまで選挙。握手とあいさつくらい誰でもできる作業はやろうかと…」という。

 2つ目は「理不尽ポイントって、たまると運が開ける」。高校時代はジュースやパンを買いに行かされるなど、いじめられっ子だったという松村。そのうえ落第までしたという。

「昔から僕ね、『無抵抗のガンジー』って言われていたんです。その場は苦しいけど、今はポイントをためる時期だと思ったりしていましたね。ポイントが付くと、後々の夢がかなうんじゃないかと、マイレージのような扱いですね」と振り返る。

 さらに「殴られたりするのも『1発殴られたら、1ポイント付くな』ぐらいに思ってました。そのポイントがたまっているから、今、芸能界に入ったんだと思います。みんながタレントになれるわけじゃないじゃないですか。だけど、今なっているってことは、ポイントのおかげだなって思うんです」と力強く語る。

 モノマネ芸人でもある松村には「ウケそうというだけでは、モノマネはやらない」という名言もある。

「相手のことを好きになると『その人を調べよう』とか『その人になろう』と思うじゃないですか。野球のイチロー選手に憧れると、その打ち方になる。僕は津川雅彦さんになりたいと思ったら、津川さんが出ているテレビ番組をすべてレンタルビデオ店で借りてきて、音声を消して一日中、アテレコでマネをするんです。『その人になる』という気持ちが大事ですよね。モノマネはそうでなきゃいけないと思います」と信念を明かす。

「ウケそうというだけでは、モノマネはやらない」と言う松村だけに、こんなこともあった。かつて「笑っていいとも!」にゲスト出演した際、まだ無名だった駆け出しの出川哲朗のモノマネを披露した。当然、全くウケず、タモリから「誰なんだ、それ?」と言われた。これを見た出川が、すぐに電話し「なんでそんなことやるんだよ!?」と言うと松村は「あとは出川さんの売れるの待ちです」と答えたという。

☆プロフィル=1967年、東京・神楽坂生まれ。23歳の時にラジオ番組で放送作家デビュー。現在はPTAから苦情が絶えない某人気バラエティー番組やドラマの脚本を手掛ける。