テレビ朝日の看板ドラマで、その人気からテレビドラマ界をけん引してきた水谷豊(64)主演の「相棒」が、本命視されていた“相棒”候補に完全NGを突き付けられている。3月で終わった「相棒season15」は全話平均視聴率が15・2%とまずまずの数字だった。ただ、水谷の相棒役が反町隆史(43)に代わった「season14」の全話平均15・3%から微減した上、そもそもの期待値が大きかったことなどから、テレ朝内では及第点以下だという。

 制作関係者は「マンネリ感が否めず数字は伸び悩んだ。常々“相棒”役に噂されている仲間(由紀恵=37)を広報課長としてサプライズ出演させましたが、効果はいまひとつ。今年の秋に始まる『season16』からスケジュール調整をして仲間を相棒役に昇格させる案もありましたが、ここにきて仲間サイドは“相棒の仲間”と言われるのがイヤだと固辞。下手をすると次回作は出演を見送る可能性もあります」と明かす。

 注目ドラマゆえに毎回視聴率の数字で騒がれ、最近は過去に出演していた高樹沙耶(53)が大麻取締法違反で有罪(執行猶予)となり、成宮寛貴氏(34)はコカイン疑惑の騒動で芸能界を引退するなど、出演者による不祥事が続き「相棒」ブランドは凋落している。

「昨年末から仲間サイドは『相棒』出演者としてのメディア露出を控えています。雑誌などのインタビューでも相棒のくだりは『大きく扱わないでください』とチェックが入るほどです」(芸能関係者)

 現在の仲間は月9ドラマ「貴族探偵」(フジテレビ系)に声のみの出演と、仕事そのものもセーブしているといわれる。「Season15」では“2代目相棒”の及川光博(47)や、卒業した名物鑑識の六角精児(54)を投入するも、結果はいまひとつだった「相棒」。仲間に見切りをつけられると、さらに厳しい展開になりそうだ。