女優・矢吹春奈(31)が、初の「フルヌード写真集」に挑戦したことが26日、分かった。撮影したカメラマンは巨匠・篠山紀信氏(75)で、28日発売の写真週刊誌「フライデー」で先行公開される。本紙のインタビューに応じた矢吹は「この写真集を転機に女優として本格的に歩みたい」と宣言。過去の「恋愛話」や「矢吹春奈→阿部真里→矢吹春奈」と2度も改名した理由、さらにイメージとはまったく違う「理想の女優」についても語り尽くした。

 矢吹はかつて、表紙を飾った雑誌が軒並み完売したことから「完売クイーン」の異名を取った。そのクイーンのフルヌードは「美しい」のひと言。パーフェクトボディーに仕上げるため撮影1か月前から「断酒」し、直前は「断塩」までした。

 矢吹は「ヌードには抵抗なかったんですが、1つだけ条件があった。篠山先生に撮っていただくこと。先生なら絶対に私のことをきれいに撮ってくださると思っていたんです」と脱いだ理由を明かす。

 撮影現場は和やかな雰囲気だったようだ。

「先生との話し合いで、スタッフは全員“オネエ”でした。キャッキャと騒ぐオネエたちに先生が『うるさいよ!』なんて冗談っぽく言ったりして(笑い)。いい現場でした。プライベートでは新宿2丁目によく遊びに行くんですよ」

 フルヌードは「女優として新たなステージに進みたい」との決意の表れでもある。直近では6月25日公開の映画「日本で一番悪い奴ら」に出演。目標とする女優は「樹木希林さん。自分の言葉を持っていてすごくすてきじゃないですか。私も樹木さんみたいに、おばあちゃんになっても演じていたい」と瞳を輝かせた。

「恋愛も演技の肥やしとしていきたい」と言う矢吹。若いころは「フラフラしてましたからね~」と苦笑いする。最近では俳優・仁科克基(33)と交際中、仁科のキャバクラ嬢お持ち帰り浮気現場に直面し、破局までの一部始終が話題となった。

「克基のことは本当に“事件”でしたね。自分のいろいろな恋愛が、ネットでいろんな情報が飛び交っているのは知ってます。自分からまったく発信していないことが事実として独り歩きしていることが面白いなって思う。何ごとにも好奇心を持って行動している男性が好きですね」

 男性には尽くすタイプだとか。過去の交際で一番勉強になったのは「ある彼氏から『いったん立ち止まって本質を考えてみよう』と言われたことが心に残っている。今では真実を見極めようと努力しています」。

 また2度の改名については「語学留学から帰ってきて心機一転ということで変えたんですけど、現場スタッフやファンの方も『矢吹春奈』の方がしっくりくるみたい。だったら戻しちゃえって」と笑った。

 今後は「女優として頑張りたい。いろんな役柄を演じてみたいです。また、写真集の未発表作品の個展を六本木のアトリエでやるのでぜひ見てくださいね」。

 いろんな経験を経たことを糧に、深みのある女優になってほしいところだ。

☆やぶき・はるな=1984年12月18日生まれ。東京都出身。A型。15歳でスカウトされグラビアデビュー。B83・W58・H86のナイスボディーを武器にトップグラドルとして活躍した後、最近は女優として活動の幅を広げている。初のフルヌード写真集「春奈」は5月27日に発売。その未発表作品の個展を東京・六本木のギャラリー「ヒロミヨシイ六本木」(5月28日~6月18日)で開催する。