小堺一機「ごきげんよう」来年3月で平日帯枠打ち切り

2015年10月02日 06時00分

長寿番組を支えた小堺

 フジテレビの昼の顔として、24年にわたって放送されてきたタレント小堺一機(59)司会のトーク番組「ライオンのごきげんよう」が来年3月をもって、現在の平日帯枠での放送が終了することがわかった。前身番組を含めると実に31年間、司会を務めた小堺は今後、週1回の通常レギュラー枠を担当する。大胆なリニューアルに踏み切る背景には、やはり視聴率の低迷と制作費削減の問題があるようだ。

「以前から何度も議題には上がっていたみたいですが、9月に入ってようやく、来年の3月にごきげんよう枠の大幅リニューアルを敢行しようということで話がまとまりました」

 こう明かすのはあるテレビ制作会社幹部だ。ごきげんようは1984年に放送が始まった小堺司会のトーク番組「ライオンのいただきます」を引き継ぐ形で、91年に開始。ゲストが投げたサイコロの目に書かれたトークテーマを話すサイコロトークが世間に定着した。

 だが、番組は徐々に同局の視聴率低下のあおりを受けるようになった。

「かつては悪くても6%以上だった視聴率が、今や5%台なら上出来、2%台の時もある。もともと1社提供ということもあり、視聴率はそこまで重要視はされていませんでしたが、いいとも終了後の低迷が続き、さすがにこのままではまずいということになったんです」(前出の幹部)

 昨年3月に前時間帯の「笑っていいとも!」が終了し、後番組の「バイキング」が始まってからはそれまで以上に視聴率は苦戦。同10月以降は「ごきげんよう」もテコ入れを図るべく、ゲストの人数やサイコロの出目など、内容をマイナーチェンジしてきた。

「いいともが終わる要因にもなった裏番組の日テレの『ヒルナンデス!』にメーンターゲットの主婦層が完全に奪われた。ごきげんようも以前よりはイケメンや旬の出演者を増やしてきたんですが、大きな成果を得ることはできなかった。これは改編しかないという結論に至り、今はスポンサーと後番組について交渉している段階です」(同)

 フジの亀山千広社長(59)はこれまでに何度か午後の帯番組の大胆改編を示唆してきたが、ついに大ナタをふるうことになった。

 別の同局関係者も「視聴率も取りたいし、小堺さんへの高額なギャラをカットして、できるだけ制作費を抑えたい。後番組については、スポンサーの意向もあるので簡単には決まらないんですが、バイキングの放送時間を30分延長しようという案も有力です」と明かす。

 視聴率に苦しむ「バイキング」の放送時間を増やすというのは自殺行為にも思えるが、これは以前からフジが抱いていた構想だという。

「そもそも、いいともが終わる時点で、本当は午後1時またぎの番組を作りたかったんです。他の局はどこも1時をまたいでいますから、そこで視聴者を離したくなかった。バイキングの放送時間を増やすだけなら、制作費はかなり抑えられるので、その上で内容を大幅リニューアルして新たな視聴者を獲得しようというもくろみです」(前出の関係者)

「ごきげんよう」は今春から放送時間が5分早まり、午後0時55分スタートになった。これは午後1時55分からの情報番組「直撃LIVE グッディ!」が始まったためだが、そのグッディも数字で苦戦している。

「ウチとしては今はとにかく攻めるしかない状態。もっとも、功労者の小堺さんには週末の通常レギュラー枠に移動していただくつもりです。『ごきげんよう』の形式をそのままやるか、完全な新番組になるかはこれから本人との話し合いですね」(同)

 いいとも終了以来のフジの起死回生策が果たして吉と出るか凶と出るか。