米経済誌「フォーブス」による「世界で最も稼いだ俳優」で2年連続1位のドウェイン・ジョンソン(48)が将来、米大統領選に出馬することを真剣に考えていると米紙USAトゥデーに明かした。
ドウェインは「もし国民がそう願うなら、将来大統領選に出ることも考えている。冗談とかじゃなくて真剣にね。すべては国民次第。それまで待つよ。人の意見を聞いて」と同紙に語った。
実はドウェイン、現地時間16日から米NBCで始まるシチュエーションコメディー「ヤング・ロック」で11年後の2032年、米大統領選に立候補するという設定になっているのだ。
このドラマはドウェインの半生をコミカルに描いたもので、タイトルはWWF(現在はWWE)のプロレスラー時代のニックネーム〝ザ・ロック〟から取ったものだ。
1月下旬に公開されたドラマの予告編には「ドウェイン・ジョンソンを大統領に!」と書かれたプラカードを掲げる民衆や、出馬したドウェインが記者にインタビューされる未来を描いた場面が含まれていた。そのため、ドウェインの政界進出がSNSで話題になった。
ドウェイン本人はこれまで政治的発言をしてこなかったが、昨年の大統領選では一転し、バイデン氏支持を表明。「長年無党派として中立的立場だったが、今回はバイデン氏とハリス氏が国の指導者として最良の選択だと思う」とインスタグラム動画で持論を述べた。
また、バイデン氏が勝利した際、ドウェインは自身の票が反映されたことに感動したと語り、政治に参加することの重要性を訴えた。
ドウェインは90年代~2010年代にかけ、WWF/WWEの看板レスラーとして大活躍したが、マイアミ大の学生時代はアメリカンフットボールでディフェンシブラインの花形選手だった。米カレッジフットボールの最高峰の一つ、オレンジボウルにも出場し、勝利している。
ハリウッド入りしてからは「ワイルド・スピード」シリーズや「ジュマンジ」シリーズなど多くの人気作品に出演し、俳優としても大成功している。