漫才協会が主催する「平成30年度 第17回漫才新人大賞」が4日、東京・国立演芸場で行われた。若手漫才師の登竜門であるこの大会には、予選を勝ち抜いたいち・もく・さん、左利き、おせつときょうた、新宿カウボーイ、ぼっけもん、おちもり、2世代ターボ、キラーコンテンツ(ネタ披露順)の8組が参加し、コンビ結成6年目の「おちもり」が優勝した。
おちもりは大阪出身の越智悠介(25)と鹿児島出身の森佳樹(28)のコンビ。これまで芸人としてテレビに出演したことは「一度もない」上、漫才日本一を決める「M―1グランプリ」も最高で2回戦までしか進んだことがないという。一般的には全く無名のコンビだ。
それだけに芸人としての収入は「1か月1万2000円ですね。浅草の東洋館の出番と、師匠の楽屋のお茶出しとかのお手伝いだけ」。芸人の収入だけでは生活できないため、2人ともバイトで生計を立てている。越智は浅草のジェラート店で、週に4~5回バイトし「居酒屋も掛け持ちしている。ダブルでやらないと水道が止まるんで」。一方の森は「映画館でポップコーンをよそうバイトをしている」と明かした。
漫才新人大賞の優勝賞金は10万円と、他の賞レースに比べると少ないが、2人は「でかいっすねえ!」と大喜び。越智は「とりあえずパスモ(ICカード)に1万円分、チャージする。いま財布に500円しかなくて、電車に乗れないんで」。森は「リアルに家賃が1か月分滞ってるので、それを払いたい。家賃は1か月、4万7000円で、ちょうどなんで」と話した。












