ボートレース尼崎のGⅡ「尼崎モーターボート大賞~インプールをぶち破れ!まくってちょーうだい!!~」が27日に開幕。初日はまくり0本に終わった。予選2日目(28日)は、誰が〝初まくり〟を決めるかに注目が集まる。

 メインの12R「ドリーム戦」はコンマ11のトップスタートを決めた5コースの上野真之介(33=佐賀)が豪快なまくり差しで快勝。自身初となる記念レース制覇に向け、幸先良いスタートを切った。また、深川真二(47=佐賀)、吉田俊彦(43=兵庫)がそろって連勝発進を決めている。

 まくる人がいれば当然まくられる側もいるのがボートレースだが「自分はまくられる役ですよ」と自嘲気味に笑っていたのが葛原大陽(38=徳島)だ。ただ、今節は現在の尼崎のエース機と言われる38号機を引き当てている。

 この日は「チルトも跳ねてあったし、プロペラもそんな形。自分はそういうタイプではないので、ペラを叩き替えていきました」とセッティングをガラッとモデルチェンジ。すると前半レースのイン劣勢の流れを断ち切るかのように、葛原はインから余裕たっぷりの逃げを披露。好発進を果たした。

「まだ合っているとは言えないです。掛かりから走りだすまでが気になった。でも、ペラ調整をやって試運転をして、求めている乗り心地がきそうな感じはありましたよ」と調整の手ごたえもつかんだようだ。

「まくる選手じゃないですから」とはいうものの、それでも今年は2本のまくりを決めている葛原。「まあボチボチ頑張ります」。クールな男は静かにその機をうかがう。