◇瓜生正義(45)福岡支部76期
ボートレース芦屋のSG「第26回オーシャンカップ」が20日に開幕する。GⅠ優勝戦の着順点が選考基準。GⅠ戦線で活躍した52選手が覇権を争う。最強レーサーの峰竜太が「SGで勝つためには流れも必要」と話すように実力だけでは最高峰のタイトルを手に入れることはできない。水神を振り向かせるのは誰か――。カウントダウンコラム第1回は福岡の総大将・瓜生正義が意気込みを語った。
瓜生はSG10冠、GⅠ20Vを誇る福岡支部の大エース。昨年もG12勝に、年末には平和島SGグランプリ出場(1st敗退でシリーズ戦回り)を果たした。ただ、今年は1月の江戸川65周年、2月の大村九州地区選での優出のみ。やや物足りなさを感じるが、意外にも「いつも通りです。あまり優勝戦には乗れていないけど、シリーズの道中とかは変わっていないし、普段通り走れていると思っています」と、どこ吹く風だ。
今年の獲得賞金も3000万円を越えて28位(15日現在)をキープに「意外といいところにいますね。何もやっていない。少しずつの積み重ねでここまで来られているのかな」と分析するが、年末の大一番、住之江SGグランプリ出場を見据えると、そろそろチャージを仕掛けていきたい時期か。
そんな中、迎えるSGオーシャンカップ。2年前のとこなめ大会でV戴冠に昨年の鳴門大会は優勝戦3着と2年連続優出中だし、今年は純地元の芦屋ボートで開催される。「芦屋はあまりビックタイトルを取っていないですよね」とこぼすが、それでも「やっぱり地元なんで、よくしてもらっている。環境だったり、ファンの声援だったり。(遠征組は)水面に慣れていない人もいるとは思うけど、自分は走りなれていますからね」と全く不安はない。
当然、気合も十分かと思いきや「若い時は地元で負けられないって考えもあったけど、それも何となく違うんじゃないかなって思うようになってきた」という。その真意について「最近は気負わずに、精いっぱいやれることをやるのがいいんじゃないかなって思って走ってます。気負っても僕の中では似合わないし、空回りするところがある。今のところの結論は、ですけどね」と平常心で臨むこと、それによって最高のパフォーマンスを発揮することが重要だという。
それでも「タイトルを取りたい気持ちはある。そこ(優勝)を目標に当然エンジンも仕上げていきますし、プロペラもこの形で行こうかなってのは頭にある。ただ、そのためには目の前のことをやらないことにはたどり着けない。それをクリアしていった結果、優勝につながればいい」と静かに闘志を燃やしている。
また、昨年は篠崎仁志のSG初Vに、西山貴浩のグランプリ初出場。今年も西山、前田将太のG1Vに、小野生奈はGⅠⅠレディースオールスターV。福岡支部の後輩の活躍も光る。「自分もついていかないといけない。僕の場合は意識して引っ張っていくタイプではない。ただ、自分を見て、こういうやり方もあるっていうのを参考にしてもらえればいい。ちゃんとやっていれば(周りも)勝手に見てくれるだろうしね」と笑顔がこぼれた。まさに柔らかな物腰の中にも、大きく、力強い背中を見せながら今回のシリーズも盛り上げてくれそうだ。そして、純地元の芦屋で栄冠を勝ち取ってもらおう。












