ボートレース尼崎のSG「第73回ボートレースダービー」が27日に開幕する。1年間を通じて高勝率を叩き出した猛者がズラリ。福留光帆(23)もボートレースを愛しているからこそ出場選手のすごさが分かる。それだけにハイレベルな戦いの幕開けを心待ちにしている。

【舟は帆まかせ帆は風まかせ】みなさん、こんにちは。福留光帆です。ボートレース界でもっとも歴史のあるSGと言われる「ダービー」が開幕です。

 前検は雨の中、行われたようですね。今年は本当に雨の日が多い(泣く)。私も風邪みたいな症状が長く続いたこともありますが、毎日のように降り続いた雨が原因じゃないかと疑っています。初日からは晴れるといいな。もちろん私がトークショーをする最終日の11月1日まで毎日、晴れるよう神様にお願いしておきます。

 ダービーの注目選手ですが、本当に困っています。昨年8月から今年7月までの1年間の選考勝率上位選手が出場。コンスタントにハイレベルな成績を残した52人が出場しているのですから、当たり前のことながら、みなさん強いんですよ。ここまで実力のある選手が揃った大会なんでモーター抽選が本当に楽しみです。

 すごく思い出に残っているのが2022年のとこなめボートで行われたダービーです。まだ19歳で舟券は買えなかったのですが、お父さんと一緒に現地に行っていました。ちょうど1M側で見ていたのですが、優勝戦で2コースから差し切った馬場貴也選手のターンがすご過ぎて「これがダービーを取る人のターンなんだ」と感動してしまいました。

 2023年のダービーを優勝した峰竜太選手もすごかったですよね。いろいろあって2年近くSGから遠ざかっていて、これがSG復帰戦。たぶん峰選手は強気に「優勝する」と宣言していたと思います。その言葉通りに優勝しちゃうんですから、すごいですよね。「スター」っていうのはこういう人のことなんだろうなと思いました。

地元記念を初制覇し、勢いに乗る峰竜太
地元記念を初制覇し、勢いに乗る峰竜太

 お仕事でお会いしたこともありますが、やっぱりオーラがすごかったですね。峰選手が部屋に入ってくると空気がガラッと変わるんですよ。その場の主役は完全に峰選手という雰囲気になってしまうんですよね。峰選手自身もオーラを大事にして行動していると聞きました。周囲に「この人には勝てない」と思わせるオーラを醸し出そうと常に考えているそうです。スーパースターって呼ばれる人はしっかりそういうことにも気を配っているんですね。

 蒲郡のダービーを取ったことが8月の桐生メモリアルでのGRANDE5完全制覇という偉業にもつながっているわけですし、先日のからつボートのGⅠ・73周年記念でも優勝し、今まで取れなかった地元周年というタイトルを手に入れました。勝ちに行ってしっかり勝ち切る。こんなことができる選手はなかなかいないですよね。

 もちろん毒島誠選手も応援していますよ。8月の桐生メモリアルでSGに復帰して優出2着。グランプリも見えてきましたし、今回も優勝してほしいと思っています。22日に23歳になりました。いろいろな思い出がある22歳でしたが、メモリアル前に実現した毒島選手との対談は一生、忘れない思い出の一つだと思います。