米音楽界最高の栄誉とされるグラミー賞の新設部門「アジアン・ポップ・パフォーマンス」をめぐり、K-POP業界が反発を強めている。

 米誌ヴァイスは17日、韓国紙コリア・タイムズの報道を引用し、BTSのボイコット表明に続き、HYBE、YGエンターテインメント、JYPエンターテインメント、SMエンターテインメントのK-POP大手4社も楽曲をエントリーしない方針を固めたと伝えた。

 米音楽専門家団体レコーディング・アカデミーはK-POPやJ-POP、C-POP人気の高まりを受けて同部門を新設。だが、アジアのアーティストを主要部門から切り離すものだとの批判が噴出し、「年間最優秀レコード」などへのノミネート機会が狭まるとの懸念が広がっている。

 BTSは「音楽を地域や言語で区別されたくない」との立場を表明。他のアーティストと同様に評価されるべきだと訴えてきた。

 一方、レコーディング・アカデミーのハーヴィー・メイソン・ジュニアCEOは、K-POP界の決断には理解を示しながらも、新カテゴリー導入の方針は変えない考えを強調。

 同氏は、「アジア発ポップ音楽の多様性と成長を称えるためのカテゴリー」と説明。「より多くのアーティストにスポットライトを当てることが目的で、分断ではなく認知の拡大につながる」と理解を求めた。

 韓国音楽業界からの反発は収まらず、K-POP界はBTSと足並みをそろえ、新カテゴリーへの抗議姿勢を鮮明にしていると同紙は報じている。