【今週の秘蔵フォト】1970年代後半に歌手、タレントとして活躍した荒木由美子は、77年6月「渚でクロス」でアイドル歌手としてデビュー。清楚なルックスとはにかむような笑顔で、一躍人気者となった。その名前を全国区にしたのは79年のテレビドラマ「燃えろアタック」(テレビ朝日系)だった。

テレビドラマ「燃えろアタック」でブレークした荒木由美子(78年)
テレビドラマ「燃えろアタック」でブレークした荒木由美子(78年)
佐賀県出身だった荒木由美子(78年)
佐賀県出身だった荒木由美子(78年)

 原作は巨匠・石森章太郎。バレーボールで五輪を目指す少女たちのスポ根ドラマで、荒木は主役の小鹿ジュンを演じ、大ヒット作となった。同作は中国でも放送され、実に80%以上の視聴率を記録し、荒木は中国でも大スターとなった。

 その前年の78年1月25日付本紙には、大ブレーク直前の荒木のインタビューが掲載されている。くしくも18歳の誕生日を迎えた日だった。

「17歳と18歳って全然違いますね。デビューしてたった7か月ですけど、すごいスピードで世の中を見てきたから何かとっても大人になったような気がします」と笑った。

 九州・佐賀県出身で時折母親が励ましの電話をかけてくると「当たり前じゃない! いつまでも子供じゃないのよ! なんて強い口調で言ってから“しまった!”と思うんです。それから悩んで謝ろうかな、どうしようかなと考えて。気が強いようで、すごく気が小さくて神経質なんです」と明かした。

「恋人なんて。それより歌の勉強をもっとして、荒木由美子は歌のうまい歌手だと言われたい」。その向上心が翌年の「燃えろアタック」でのブレークにつながったのだろう。その後も活躍を続け、2024年3月には中国での根強い人気を見込まれ、上海との直行便が運行される九州佐賀国際空港ブランドアンバサダーに就任している。 (敬称略)