【今週の秘蔵フォト】ベテラン女優の風吹ジュンは1973年に初代ユニチカマスコットガールに選ばれ、芸能界デビュー。74年には「愛がはじまる時」で歌手デビューも果たし、清楚なルックスで一気に全国区的人気を集めた。その後、テレビや映画で活躍して女優としての地位を確立させた。78年1月7日付本紙にはATG映画「原子力戦争―LOST・LOVE―」の公開を2月に控えた風吹のインタビューが掲載されている。

風吹ジュン(78年)
風吹ジュン(78年)

「(映画では)自分の部屋にいる顔に映ってるのね。一緒に見た人に“テレビでは別人みたいに見えるけど、今度はちゃんとジュンちゃんらしく見える”って言われたの」と笑顔を見せた。

 撮影は福島・小名浜でオールロケ。「東京から何回も往復して、ずっと列車の中で立ちっぱなしってこともあったけど一生懸命やったから楽しかった。でも何がよかったかといえばいい監督さんとか、いい役者さんと仕事をさせてもらったことですね」と振り返った。

 この年はNHK銀河テレビ小説「女たちの家」(2月放送開始)に準レギュラーとして選ばれるなど女優として成長過程にあった。プライベートでも映画をよく見ており「最近面白かったのはブニュエルの『自由の幻想』とベルイマンの『夜の儀式』かな。正月映画もかなり見たけど。(将来的には)みじめな役とかボケ役なんかが面白いし、私に合ってるみたい。それに二枚目の役は難しくて。実力としてはまだまだだから」と語った。しかしその後はNHK大河ドラマなどで順調に活躍を続け、一時代を築く個性派女優となっていった。