巨人は17日、秋季練習をジャイアンツ球場で開始した。岸田行倫捕手(30)も練習を再開し、来季を見据えて打撃の立て直しに取り組む決意を示した。

 昨オフ、阿部前監督から指名を受け、初めてキャプテンを務めた今季。出場58試合で打率2割3分9厘、4本塁打、15打点にとどまり、8月12日の阪神戦(東京ドーム)を最後に一軍での出場機会がなかった。

 チームが後半戦も優勝争いを繰り広げる中、戦列を離れた悔しさは大きい。「後半戦も優勝争いをしている中で一緒に戦えなかったというのが、悔しさというか、すごい大きいなと思います」と率直な思いを口にした。

「チームとしては本当にもう来シーズンに向けて始まっていると思うんで、個人的にもそのつもり」と気持ちを切り替え、「今シーズン、自分が思ったようなスイングは少なかった。まずはしっかり納得できるまで数もたくさん振れますし、練習しながら自分の中で『いける』という自信を持てるように、たくさん練習したい」と打撃の向上を誓った。

 チーム全体の意識向上にも目を向ける。坂本や丸、小林らベテランの姿勢を手本に挙げ、「ベンチ、ロッカーとかでも本当にいい声かけであったり、ベンチでも他の人より声出せたり、そういう姿っていうのを周りの若い選手たちもしっかり見て、学びながら、それをやっぱり1人1人が感じて出していくっていうところは大事だと思います」と強調。さらに、阪神やDeNA、パ・リーグのチームの戦いぶりにも触れ、「チャンスの時とか、ピンチの時とか抑えたり打ったりすると、もっとチーム全員で喜びだったり、悔しさをもっと出していってもいいんじゃないかなと思ってます。静かに野球をやるというよりは、そういうのも出しながらやっていくのは大事じゃないかな」と感情を共有することで生まれる一体感を求めた。