俳優・坂口健太郎(35)主演のフジテレビ系10月期「kiDnap GAME(キッドナップ ゲーム)」が6日にスタートし、平均視聴率は世帯4・7%、個人2・6%だった。坂口といえば、警察沙汰報道で所属事務所の〝暴力否定声明〟が波紋を呼んだばかり。そのウラには、同ドラマへの影響を回避したい考えがあったとみられる。

「kiD――」は韓国、香港の制作会社と共同で制作され、フジは同局史上で「最大規模」の大型国際ドラマとうたう。韓国やタイの役者も出演し、東京をはじめ国内外8都市であった撮影はすでに終了。18の国と地域で放送、配信も決定している。

 同作では東京、那覇、ソウル、台北などアジアで起きた同時多発誘拐事件を描く。スゴ腕の刑事(坂口)が妻(桜井ユキ)をkidnap(誘拐)されるストーリーだ。

 坂口といえば、9月6日、有料ファンクラブサイトで結婚を発表。お相手は自身より3歳年上でヘアメイクのAさん。その11日後の同17日夜には夫婦の口論がエスカレートし、Aさんが警察に110番通報したと同28日、女性セブンプラスで報じられた。業界では「新婚早々にファンキー」「刑事役で警察沙汰」などと驚きの声が上がった。

 女性セブンプラスは坂口がAさんに暴力を振るったと伝えていない。それでも坂口の事務所は声明を発表し、坂口について「普段から極めて温厚な人間」と評し「本人が相手に対して暴力を振るったという事実は一切ございません」とあえて〝ノー暴力〟を強調した。芸能プロ関係者の話。

「事務所が暴力を否定したのは、もちろん坂口さんの名誉や人気を守りたかったというのはあるでしょう。近年はコンプライアンス順守が求められ、暴力沙汰は絶対NG。本人に事実関係を聞いた上で声明を発表したと思われます。坂口さんは韓国でも人気だけど、結婚したことでファンの減少が危惧され、暴力沙汰はなおさら看過できない。『kiD――』の海外での放送、配信にも影響が出ないよう、毅然と対応したようです」

 今回のドラマは坂口にとっても非常に力の入った作品だ。

 フジ幹部は4月、都内で行われた同作の制作発表で、撮影期間は昨年11月~今年5月の予定と説明した。

「実際は撮影期間が延びて今年6月まであったので、半年以上かかりました。昨年11月からアジア圏で、今年2月ごろから都内など首都圏で、それぞれ撮影。坂口さんはAさんとの結婚の話を進めながら、朝早い時間から夜遅い時間まで、精力的に撮影に臨んだようです」(フジ関係者)

 フジ史上最大規模の国際ドラマを銘打っている割に数字はやや寂しいが、もともとこの枠の前期は、女優の小池栄子が主演した「さよならノワール」。同ドラマの初回視聴率は世帯3・1%、個人1・8%で、坂口ドラマはそれを上回っている。

「kiD――」はフジがドラマで世界進出を果たす第1弾作品と位置付けられる。坂口入魂の〝大作〟はどこまで話題を集めるか。(視聴率は関東地区、ビデオリサーチ調べ)