新たな武器が誕生の予感だ――。日本代表は、28日の国際親善試合ベネズエラ戦(Eピース)に2―1で逆転勝ち。北中米W杯後、2連勝スタートとなった。
この一戦で森保一監督は、ロングスローをテスト。後半22分にMF相馬勇紀(町田)は左サイド、同25分にはMF中野就斗(広島)が右サイドから〝飛び道具〟を放った。2人は所属クラブで投げ役を担い、得点につなげてきた実績があり、森保ジャパンでも披露した格好だ。
今回はチャンスメークとはいかなかったが、近年は世界最高峰のイングランド・プレミアリーグの複数クラブが取り入れ、イングランド代表のトーマス・トゥヘル監督は有用性を力説。Jリーグでは町田や広島などの得意戦法となっている。
そんな中で森保ジャパンも本格導入の兆し。元日本代表MF前園真聖氏(52=本紙評論家)は「町田で黒田(剛)監督が、やり始めたときには賛否あった中で、世界のサッカーではロングスローが一つの戦術になっていきました。代表でも投げられる選手がいれば、一つの武器になっていくと思います。今までやっていなかったことを取り入れることで戦術の幅も広がります。CKとかFKと同じような状況になりますからね。そういう意味では有効です」と積極採用を支持した。
成功のカギは、やはり質の高い投げ手の有無。かねて森保監督は「投げられる能力のある選手がいるかどうか」と語っていた。相馬や中野に加え、29日には経験者であるDF望月ヘンリー海輝(町田)の追加招集が発表された。得点パターン拡大へ〝強肩選手〟が生き残っていけるか。












